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【立命館大学・スタディツアー】循環型農業とアグリツーリズムについて

立命館大学 食マネジメント(愛称:食マネ)学部の学生が十勝でスタディツアーを実施。

  • 時期:2023年9月
  • テーマ:「循環型農業」、「アグリツーリズム」、「地産地消」による地域創生
  • 学校:立命館大学 食マネジメント学部

「食」をあらゆる角度から学んでいくという、食マネ。 今回は、「循環型農業」、「アグリツーリズム」、「地産地消」をテーマに十勝に訪れました。 十勝で活躍するプレイヤーを訪れましたので、その様子を簡潔にレポートしていきます。

地産地消とは、規格はない方がいいのか?

さわやま農場(清水町)

 農業についての知識はゼロからのスタートであったため、事前レク実施の上、十勝型の特徴を踏まえながら訪問。清水町にあるさわやま農場では、「慣行農業」と「有機農業」を並行して行う澤山さんの農場を訪れました。実際に農業をされている方にお話しを聞くのは初めてということで、澤山さんが行われている農場について説明いただきました。栽培する作物としては、十勝4品目だけではなく、野菜などの栽培もおこなうなど、次々とチャレンジをされていることがうかがえました。
学生からは「生産物の売り先や工夫」「慣行と有機農業の違いや転換のきっかけ」など質疑が飛び交い、「答え」というよりは澤山さんの「考え方」を伺っている様子でした。当日はあいにくの雨でしたが、それを上回る熱量で次から次に質問が飛び交い、想定よりも多くの時間を割いていただきました。

循環型農業とは?

鈴木牧場

循環型の取り組みをされるプレイヤーとして広尾にある鈴木牧場を訪れました。 現在はグラスフェッドやオーガニック認証、放牧酪農、十勝では珍しい塩づくりなどの様々な取り組みをされている鈴木さんですが、 当初は牛たちの病気に悩まされていたとのこと。
そこで牛たちが食べている飼料や環境に向き合った結果、輸入飼料から牧草を育てていく有機農法に転換されたとのこと。 その結果、牛の病気・体調不良は減少し、良いサイクルが回り始めました。 牛の排泄物からたい肥を作り、土に加えてまた牧草が育ち、牛の餌となり健康に育っていく・・・、まさに循環型の取り組みとなっていました。
また、海が近い広尾町ならではの取り組みとして、「塩づくり」を行っています。 なぜ牧場が塩を作るのか?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、
牛の飼育には、塩分やミネラルを与えるために塩を配合したり、固形の塩を与えるようです。 飼料と同様に、牛が摂取する塩に向き合った結果、十勝の広尾町で取れるミネラルたっぷりの海水から「十勝の塩」が誕生したとのこと。 現在では飼育に使用するほか、ECサイトでの販売や地元への流通を行っているとのことでした。

持続的な農業とは?

アグリシステム株式会社

創業35年の農業商社であるアグリシステムを訪れました。有機農業に対する中長期的な取り組みと、自社が取り組み事業フィールドの広さを伺うとともに、有機農業の現状やその取り組みを推進していく困難さも説明頂きました。

「農業」×「観光」とは?

いただきますカンパニー

「農業」×「観光業」という視点でヒアリングに伺いました。「いただきますの心を育みます」というヴィジョンをもとに展開されている観光事業や研修事業などの事業全体の説明を伺いました。事業をはじめるきっかけや観光農場ではない、リアルな農場に観光客を連れていく難しさなど、それぞれの事業に対して学生からの質疑が飛び交いました。

「農業」×「異業種」?

クナウパブリッシング株式会社

アグリツーリズムとして、クナウパブリッシング株式会社を訪問しました。
業界としては出版業界ですが、現在の事業の一環として、ファーマーズマーケットやツアーなど、「農業」をテーマに出版業としての事業を確立しており、イベントや旅行業なども掛け合わせた取り組みについて説明いただき、農業というものがより身近に様々な形で触れていることに気づかされました。また、紙媒体離れなどの声が叫ばれる中、自社の変化や現在取り組まれているチャレンジについてもお話いただきました。

地産地消とは?

満寿屋商店株式会社

十勝産小麦100%使用のパン製造をはじめとした地産地消を体現する満寿屋商店。地域に愛されているパン屋さんでありながらも十勝産小麦を事業として活用していくにあたるこれまでの取り組みやその難しさについて説明頂くとともに、フラッグシップである「麦音」店の紹介や今後の事業展開についても説明を頂きました。
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